高齢者にとって安全なトイレ体験を叶えるリフォーム内容を解説

高齢者にとって安全なトイレ体験を叶えるリフォーム内容を解説

高齢者になると、QOL「生活の質」が下がってしまいます。

その中でも、排泄行為です。

高齢者になると体力が減ってしまいますので、体力が減った状態では、歩くのもままなりません。

となるとトイレの補助が必要になるわけです。

そこで今回は、高齢者にとって安全なトイレ体験を叶えてくれるリフォーム内容を紹介します。

もしリフォームをご本人様がこのブログをみて、リフォームしようかなと思ったら良いですが、同居されているご家族様が見てくださったら、こんなリフォームが「お母さん、お父さんのトイレを楽にするんだ!」と知ってくださると幸いです。

では解説していきます。

目次

トイレには危険や不便がたくさん

トイレには危険や不便がたくさん

高齢者の方にとって、トイレには危険や不便が沢山あります。

健常者では全く気づかないそれも危険なの?!

というぐらい事態は深刻かつ繊細です。

段差でつまづく

ドアの床の段差は危険です。

段差をなくすことで、大きく転倒リスクを下げることにつながります。

というのも、加齢とともに筋力や関節の可動域が低下し、転倒しやすくなります。

トイレの床に段差があると、転倒のリスクがさらに高まり、足腰が弱っている高齢者にとって、段差を乗り越えるのは大変な負担になります。

床で滑る

通常のトイレでは、床材は通常防滑機能がありません。

トイレの床は若干ツルツルしている床の家もあります。

手を洗ったりすると水滴は床についてそれが原因で滑ってしまう可能性もありますので、手を拭く時や他にもトイレした後は、尿などが床に飛び散っていないかなど確認しましょう。

やたらとトイレだけで疲れる

日常何気ないトイレの行為は、高齢者の方にとってはかなり負担です。

トイレに行って、排泄行為をするだけでも疲れます。

トイレには、細かく行動をみると8工程あります。

トイレに行う行動8つ

① トイレに行く
② ドアを開ける・閉める
③ 手すりに掴まり
④ 座る
⑤ 排泄に腹圧を使う
⑥ 立つ
⑦ ドアを開ける・閉める
⑧ 居室まで歩く

この8工程もあります。生活に必要なものであるのに対し、細かく行動を分けると意外と多いのです。

しかも、高齢になるとお薬や臓器の関係で、頻尿になる可能性が高く行く頻度も多くなります。

最悪なことにつながると、トイレで失神したり、立ち上がれなかったりします。

このことには気をつけなければいけないので、トイレは疲れにくく楽にできるようにしましょう。

高齢者にとって安全なトイレを叶えるリフォーム内容は?

では本題の、トイレに安全性を高めるリフォーム内容を紹介します。

必ずやらなくてはいけないリフォームではありませんが、上から順番に優先順位が高いものから紹介いたします。

では解説していきます。

出入り口は段差のないフラットなものにする

トイレの段差

特に重要なリフォーム項目です。

基本トイレは開き戸構成になっているので、ドア部分に段差があることがあります。

しかし、この段差って小さいし問題ないのでは?と思うかもしれませんが、転倒・つまづきになる可能性が高いです。

しかも転倒して前に倒れることでトイレやトイレ周囲にある物品に手や足に当たったりして骨折・打撲につながるケースがあります。

そうなると、人生への意欲が落ちてその転倒がきっかけに衰退してしまう可能性があるので、転倒防止であるフラットにするリフォームにしましょう。

手すりを設置する

トイレ手すり

手すりをつけることで、立位・座位を取ることが非常に楽になります。

高齢者になると、驚きかもしれませんが体力が本当になくなります。

ですので、あなたのトイレに合う手すりを設置してみましょう。

トイレだけでなく、トイレにいくまでの手すりも必要ですのでそれもセットにつけてみるようにしましょう。

滑らない床材にする

ちなみに部分的に覆ったトイレの床用マットを敷くのはつまづきの原因になるので、一度転倒しそうになった、最近足腰が弱くなったと感じる高齢者の方にとってマットは、外すべきです。

滑らない床材の中でもクッション性があるマットにすることもできますので、床に関するリフォームはぜひご相談ください。

トイレの床シートを貼るのもあり

他にも、床材を変えないにしてもトイレシートを購入して、シートを貼ることでクッション性や滑らないようにすることもできます。

しかし家庭に合うシートはなかなか見つからないので、その場合は切り取って貼るしか方法はありません。

それはとても難しかったり、切り取り方が雑で逆に転倒リスクにもつながる可能性もあります。その場合は、ぜひ私たち職専工なつめにお任せください。

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開き戸から引き戸にする

引き戸にする理由は、車椅子はもちろん、家の中で歩行器や杖を使用して歩行している方もいるのではないでしょうか。

開き戸がよくない理由は、引き動作の力が少なくなる分、体力消耗しやすい説もありますが、一番は歩行器・杖使用者にとって無駄な行動が増えるからです。

歩行器の方は、歩行器を一度退かせてからドアを引かないといけません。

そうなると何も掴まるものがない状態ですので、転倒へのリスクが上がります。

ヒートショック防止対策を施す

ウォシュレットの温暖機能でヒートショック防止を解決できます。

ヒートショックとは、高齢者は若い人よりも血管が硬くなっていて、血管の収縮も弱くなっています。そのために、冷たい便座に暖かいお尻が触れることで血管が急激に収縮したり、拡張したりして、血圧が大きく変動しやすくなります。

これはトイレだけではなく、浴室の温度が寒いところから熱いお風呂に移動した時にも言えます。

ウォシュレットがない場合は、

緊急時には呼び出しボタンを用意する

トイレの便座に座って、立とうとしたら立ちくらみがした。

排泄行為を行って、力が抜けるなど年齢を重ねるとともにこのような症状がでるときがあります。

その時に1人で無理に立とうとすると、気持ち悪くなってしまったりトイレから出られなくなります。

不整脈や、てんかん発作を起こしてしまうケースが多く挙げられています。

となると、緊急呼び出しボタンは非常時や命を守るために必要です。

とくに不整脈やてんかんが起こる方は必ず導入しましょう。

ウォシュレットの効果には意外な効果も

ウォシュレットの効果には意外な効果も

実はウォシュレットって、お尻を綺麗にするだけのものではないです。

公式にはこの方法は取り上げてないですが、介護現場では排泄補助としてウォシュレットを使用して、排泄を促す効果として使用することもございます。

水流をお尻に当てることで、腹圧を高めることができます。

そこで、排泄しやすくなるという現象です。

ヒートショックの話でウォシュレットがあるといいですよ。と紹介しましたが、温暖機能、清潔にすることだけでなく、排泄促進にもつながることを知っておいてくださると嬉しいです。

ですのでウォシュレットがついていないトイレ便座にはぜひつけてみてはいかがでしょうか。

トイレのリフォームをするならまずは、相談しましょう。

以上がトイレリフォームに関する内容でした。トイレリフォームといってもお客様にとってどんなものを入れていくか体の状況にもよるので様々だと思います。

まずは、段差をなくすことか、手すりなのか、ウォシュレットなのか、現状を理解して、リフォームすることをおすすめします。

予算でも悩んでいる場合は、ぜひご相談していただければと思います。

トイレに関する悩み

もし手すりはあるのだけど、グラつくので修理・交換したい。
ウォシュレットも壊れているので、取り付けをお願いしたい。
トイレの床を変えたい。
トイレの呼び出しボタンを追加したい。

などありましたらそちらもご連絡くださいませ。

この記事を通してあなたの生活が楽になると幸いです。

他にも生活に関する記事を書いていますので、そちらもぜひご覧ください。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

最後に弊社でできること

当社では、リフォームのご相談や他にも家に関する不便ごとに関する相談も承っております。ぜひなつめのお問い合わせから無料でできる相談窓口までお気軽にお送りください。

安全かつスピーディーに対応いたしますし、いきなり追加請求するはございません。
事前に見積もりをしてご納得いただいた段階で、ご請求いたします。

職専工なつめは、神奈川県横浜市や川崎市を拠点とする便利屋です。

庭木の剪定や伐採、外壁塗装、浴室部分改修、洗面台周りの修繕、手すりの取り付け・交換、外溝部の補修、水栓交換水漏れ・水回りの補修他にも、暮らし・家周りの悩み事に関する内容全てをご提供しておりますので、お電話やお問い合わせからの無料相談・無料見積もりお待ちしております。

いつでもお待ちしております。
この記事をよんでくださってありがとうございました。他の記事も是非読んでみてくださいね。

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